FX取引のIFD注文とは

FX取引を本格的に行うためにはさまざまな注文方法を把握し、状況に応じて使い分けることが重要になってきます。とくにサラリーマンや主婦なども手軽に行うことができることで人気を高めているFX。それだけに相場の動向を逐一チェックするのが難しいという難点もあります。外貨の取引のため、24時間相場が動いている点も忘れてはいけません。

注文した後せっかく相場が上昇したにも関わらずたまたま目を離していたために売るチャンスを逃してしまった、などということも起こりえます。そのためには指値や逆指値といった注文方法を使いこなすことが重要になるわけですが、さらに一歩進め買いも同時に注文できるのがIFD注文です。

このIFD注文とは「イフダン注文」とも呼ばれます。その仕組みを簡単に説明すると買い注文と売り注文を同時に出し、買い注文が成立したら売り注文も自動的に成立するというものです。

つまり、1米ドル100円の時に110円で買い注文、120円で売り注文を出した場合、1米ドルが110円に達した段階で自動的に買い注文と売り注文が成立するわけです。

ポイントになるのは最初の買い注文が成立しなければ取引が成立しない点にあります。思ったほど相場が上昇せずに買値に達しなかった場合はリスクを負うことなく取引をスルーすることも可能になります。

目を離していた間に相場が急変してせっかくのチャンスを逃してしまったといったことがないためにもIFD注文をうまく活用することが重要になります。


FXにおけるIFD注文の活用法

あらかじめ買い注文と売り注文をセットで出すことができるIFD注文。FX取引を行ううえで欠かせない注文方法と言えます。

買い注文が成立した段階で同時に売り注文を成立し、指定した売値に達すると決済してくれるのです。指値買いと指値売りを組み合わせることで為替相場の動向を敏感に察知し、利益を確保することができます。忙しくてなかなか取引に時間を割けない人などにとくに便利な方法といえるでしょう。

しかし、IFD注文のメリットは利益確保だけではありません。損益を最小限に抑えるためにも利用することができます。つまり、指値買いと逆指値売りを組み合わせることもできるのです。

たとえば1米ドル100円で買い注文、95円で売り注文を出した場合、相場が下落した場合損益の幅をあらかじめ確定しておくことができるわけです。相場の変動が激しいFX、気がついたら急下落して大きな損益を出してしまっていたということも起こりえます。この場合、95円に設定しておくことで損益は5円で確定することができます。指値の場合はその後も相場が上昇した場合、「もっと高く設定しておけばよかった」と後悔することがありますが、逆指値の場合はそんなこともありません。万一の際の備えにもIFD注文は活用することができるわけです。

FXは利益を出すばかりに目を向けていてはうまくいきません。損益のことも念頭に置き、リスクを抑える対策も不可欠となってきます。IFD注文はそんなリスク回避に大きな役割を果たしてくれる注文方法としてもうまく活用したいところです。

IFD注文の注意点

IFD注文を行う際にはあらかじめいくつか注意しておきたいポイントがあります。

買い注文と売り注文を同時に出すことができるのがIFD注文の最大のメリットです。そのため、売り注文を指値に設定すれば利益を確保することができますし、逆指値にすれば損益を抑えることができます。これによってより安定した取引を行うことができるわけです。

しかし注意が必要なのは決済方法は一つだけということ。たとえば逆指値で売り注文をした場合、相場が上昇して利益が見込める場合は手動で決済する必要があります。そのため、チャンスを逃して利益を得られないという事態が起こりえます。さらに逆のパターンでは相場の急下落に対応できずに大きな損益を出してしまうことも。IFD注文を利用する際にはある程度相場の動向を把握しておくことが不可欠となるのです。


ですから、自分の思った形でFX相場が動いてくれた場合には大きな力を発揮してくれますが、意に反して逆の展開となった場合には弱点が見えてしまうのです。IFD注文の大きなメリットが相場の動向次第で大きなデメリットに変わってしまうことになります。

IFD注文は安全で楽にFX取引ができる方法として知られていますが、このように注意点もあります。きちんと踏まえたうえで活用することが必要になってきます。初心者の場合は損益を抑える目的で活用し、利益確定は手動で行う方法が適していると言われています。初心者であればあるほど利益にばかり目が向いてしまう傾向があるので注意したいところです。

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